GOSLING

2021年7月10日

マニュアル

第1章 GOSLINGシステム概要
第2章 GOSLINGオペレーションの基本
第3章
第4章
第5章
第6章
第7章
第8章 定置洗浄(CIP)
第9章 巻締試験
第10章
第11章 ブレークアウト(過剰な発泡)のトラブルシューティング
第12章
第13章


調整方法

ボディーフックに関する調整

  • 1. ボディーフックはカバーフックの内側に巻き込まれ、内側へと折り込まれた缶のボディーフランジ部分を指します
  • 2. ボディーフック長は缶の巻き込まれたボディーフランジ部分からボディーフランジの先端までの長さを指します
  • 3. ボディーフックの長さはボディーフックとカバーフックとのオーバーラップ(重なり合い)を決定づける重要な要因です
      • A. ボディーフック長が短すぎると重なり合いがなくなり、中身の漏れ出しや賞味期限が短くなる可能性があります
      • B. ボディーフック長が長すぎるとエンドカールの破損を引き起こし、中身の漏れ出しや賞味期限が短くなる可能性があります
    • 4. ボディーフック長は非常に重要な巻締品質パラメータの一つであり、少なくとも各充填プロセス毎に充填開始時における検査が必要です
    • 5. ボディーフック長を測定するには、測定用に改造された缶オープナー、サイドカッター、巻締マイクロメターもしくはデジタル巻締測定器などを使用します(手作業による二重巻締の分解
    • 6. 巻締時のリフトテーブルの押上げ圧力を調整することでボディーフック長が変化します
      • A. 圧力↑ = 長いボディーフック
      • B. 圧力↓ = 短いボディーフック

    • 7. ピンゲージの高さ(リフトテーブルからチャックまでの距離)もボディーフック長に影響を及ぼします

    ボディーフックが長すぎる

    • 1. 缶台リフト上昇圧が強過ぎる
      • A. メンテナンスマニュアルを参照し、缶台リフト上昇圧を調節する
      • B. 缶台リフト上昇圧を微細な数値幅で弱めていく
      • C. 微調整後に必ず毎回測定し、記録する
      • 2. 第二巻締がきつ過ぎる
      • 3. 第一巻締がゆる過ぎる

      ボディーフックが短すぎる、安定しない

      • 1. 缶台リフト上昇圧が弱すぎる
        • A. メンテナンスマニュアルを参照し、缶台リフト上昇圧を調節する
        • B. 缶台リフト上昇圧を微細な数値幅で強めていく
        • C. 微調整後に必ず毎回測定し、記録する
        • 2. 第一巻締がきつ過ぎる
        • 3. 第一、第二巻締のローラー高がチャックに対し高すぎる(適切な高さではない。)

        第一巻締カウンターシンクに関する調整

        • 1. 第一巻締め後の蓋最上部から最下部までを第一巻締カウンターシンク深さとよびます
        • 2. 第一巻締カウンターシンク深さは非常に重要な巻締品質パラメータの一つであり、シーム厚さ同様少なくとも各充填プロセス毎に充填開始時における検査が必要です
        • 3. 計測にはカウンターシンクゲージを用います
        • 4. 第一巻締ローラの(チャックとの間における相対的な)高さの調整によりカウンターシンク深さが変化します
          • A. 深さが浅すぎる場合は巻締ローラの高さを上げてください
          • B. 深さが深すぎる場合は巻締ローラの高さを下げてください
          • C. 巻締ローラの高さを調整した場合は、チャックとの接点が決して下がりすぎていないことを確認してください

            第一巻締カウンターシンク深さが深すぎる

            • 1. 缶台リフト上昇圧が弱すぎる
              • A. メンテナンスマニュアルを参照し、缶台リフト上昇圧を調節する
              • B. 缶台リフト上昇圧を微細な数値幅で強めていく
              • C. 微調整後に必ず毎回測定し、記録する
              • 2. 第一巻締のローラー高がチャックに対し高すぎる(適切な高さではない。)ローラーがチャックに対し高すぎると、カウンターシンクの深さを計測する際の上限部となる箇所がより高度な位置で成形されることとなり、結果的にカウンターシンクをより深くする要因となる。

              第一巻締カウンターシンク深さが浅すぎる

              • 1. 第一巻締のローラー高がチャックに対し低すぎる(適切な高さではない。)
              • 2. 缶蓋不良品

              第二巻締カウンターシンクに関する調整

              • 1. 第二巻締め後の蓋最上部から最下部までを第二巻締カウンターシンク深さとよびます
              • 2. 計測にはカウンターシンクゲージを用います
              • 3. 第二巻締ローラの(チャックとの間における相対的な)高さの調整によりカウンターシンク深さが変化します
                • A. 深さが浅すぎる場合は第二巻締ローラの高さを上げてください
                • B. 深さが深すぎる場合は第二巻締ローラの高さを下げてください
                • C. 第二巻締ローラの高さを調整した場合は、チャックとの接点が決して下がりすぎていないことを確認してください

                第二巻締カウンターシンク深さが深すぎる

                • 1. 第一巻締のローラー高がチャックに対し高すぎる(適切な高さではない。)
                • 2. 第二巻締のローラー高がチャックに対し高すぎる(適切な高さではない。)
                • 3. 缶台リフト上昇圧が弱すぎる
                    • A. メンテナンスマニュアルを参照し、缶台リフト上昇圧を調節する
                    • B. 缶台リフト上昇圧を微細な数値幅で強めていく
                    • C. 微調整後に必ず毎回測定し、記録する

                  第二巻締カウンターシンク深さが浅すぎる

                  • 1. 第一巻締のローラー高がチャックに対し低すぎる(適切な高さではない。)
                  • 2. 第二巻締のローラー高がチャックに対し低すぎる(適切な高さではない。)

                  第二巻締高に関する調整

                  • 1. 第二巻締高(もしくは巻締幅ないしは巻締長とも呼ばれます)はシームの最上部から最下部まで距離を指します
                  • 2. 計測にはシーミングマイクロもしくはデジタル巻締測定器を使用します
                  • 3. 第二巻締高は第一巻締シーム厚さないし/および第二巻締シーム厚さを調整することで変化します

                  巻締高(長さもしくは幅)が長すぎる

                  • 1. 第二巻締がきつ過ぎる(押し潰されすぎて伸びてしまう)
                  • 2. 第一巻締がゆる過ぎる(蓋のへりを最後まで巻き込めていない、すなわち、巻締予定部分の織り成す円弧状の部分の直径が大きいままの状態で第二巻締により押し潰されるので結果巻締高さは長くなる)

                  巻締高(長さもしくは幅)が短すぎる

                  • 1. 第一巻締がきつ過ぎる(蓋のへりが巻き込まれ過ぎてしまい、巻締高を担う部分が短くなる)
                  • 2. 第二巻締がゆる過ぎる(圧し潰しが最後まで出来てなく、"たわみ"が巻締高を短くさせる)

                  第一巻締シーム厚さに関する調整

                  • 1. 第一巻締シーム厚さは第一巻締によるシームの内側から外側までの厚さを指します
                  • 2. 第一巻締シーム厚さは少なくとも各充填プロセス毎に充填開始時における検査が必要です
                  • 3. 計測にはシーミングマイクロないしはデジタル巻締測定器を使用します
                  • 4. “1st Operation Cam Track Follower”(第一巻締カムトラックフォロワー)および/もしくは”Seam Rotary Cylinder Placement”(巻締ロータリーシリンダー位置)を調整することにより、第一巻締シームの厚さが変化します
                    • A. 第一巻締シームの厚さを変更した場合、必ず第一巻締シームローラがチャックから離れすぎていないことを確認してください

                    シーム厚さがきつ過ぎる

                    • 1. 第一巻締ローラー、第二巻締ローラー、または両方がチャックに寄り過ぎている
                      • A. スウィングアームカムフォロワーの位置を調整し、シーム厚さを調整
                      • B. メンテナンスマニュアルを参照し、スウィングアームカムフォロワーの位置を調節する
                      • 2. 缶蓋、エンドカールの内側表面のラバーシーリングコンパウンドが必要以上に塗布されてる

                      シーム厚さがゆる過ぎる

                      • 1. 第一巻締ローラー、第二巻締ローラー、または両方が十分にチャックに寄れていない
                        • A. スウィングアームカムフォロワーの位置を調整し、シーム厚さを調整
                        • B. メンテナンスマニュアルを参照し、スウィングアームカムフォロワーの位置を調節する
                      • 2. 以下のベアリングが摩耗している可能性あり
                        • A. シームロータリーシリンダーベアリング
                        • B. スウィングアームベアリング
                        • C. カムフォロワーベアリング
                        • D. スピンドルベアリング 

                      第二巻締シーム厚さに関する調整

                      • 1. 第一巻締シーム厚さ同様、第二巻締シーム厚さは第二巻締(最終巻締)シームにおけるシーム内部と外部との間の厚さを指します
                      • 2. 第二巻締シーム厚さの計測は非常に重要であり、各充填プロセス毎に充填開始時における検査および缶充填工程を通じて空缶パレットの各レイヤー毎に行うことが必要です
                      • 3. 計測にはシーミングマイクロもしくはデジタル巻締測定器を使用します
                      • 4. “2nd Operation Cam Track Follower”(第二巻締カムトラックフォロワー)および/もしくは”Seam Rotary Cylinder Placement”(巻締ロータリーシリンダー位置)を調整することにより、第二巻締シームの厚さが変化します
                        • A. 第二巻締シームの厚さを変更した場合、必ず第二巻締シームローラがチャックから離れすぎていないことを確認してください

                        シーム厚さがきつ過ぎる

                        • 1. 第一巻締ローラー、第二巻締ローラー、または両方がチャックに寄り過ぎている
                          • A. スウィングアームカムフォロワーの位置を調整し、シーム厚さを調整
                          • B. メンテナンスマニュアルを参照し、スウィングアームカムフォロワーの位置を調節する
                          • 2. 缶蓋、エンドカールの内側表面のラバーシーリングコンパウンドが必要以上に塗布されてる

                          シーム厚さがゆる過ぎる

                          • 1. 第一巻締ローラー、第二巻締ローラー、または両方が十分にチャックに寄れていない
                            • A. スウィングアームカムフォロワーの位置を調整し、シーム厚さを調整
                            • B. メンテナンスマニュアルを参照し、スウィングアームカムフォロワーの位置を調節する
                          • 2. 以下のベアリングが摩耗している可能性あり
                            • A. シームロータリーシリンダーベアリング
                            • B. スウィングアームベアリング
                            • C. カムフォロワーベアリング
                            • D. スピンドルベアリング 


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