皆さんご存知の通り日本ではホームブルーイング(自家醸造)が法律で禁止されている。
色んな人がギャーギャー嘆くのをよく見かけるが、もうこれはルールなので割り切るしかない。
真剣に変えたくば、選挙に出馬して当選して然るべき筋から働きかけるしかこの手のルールは変わらない。
ゲームで言えば「氷のステージでは足元が滑る。」みたいなルールとして受け止め、相応にプレイするしかないのである。
ちなみに過去に前田俊彦という男が個人で酒を造る権利を国と争い最高裁判所まで及び争って負けています。当時の判例の情報はコチラ。
ところ変わってここはアメリカ。
全土を流通するビールの100本に1本がホームブルーイングで造られている程、みんなガンガン自家醸造しています。
1979年に39代大統領のジミー・カーターがH.R. 1337にサインしたことを切り口に大ブームを巻き起こしている。
今回はそんなアメリカの自家醸造ブームを支えるホームブルーイング通販ショップの総本山、Brewmasterの本社倉庫に乗り込んで来ました!
いやーもう、何というか、まず、とりあえず敷地デカ過ぎ!
空港かよ!って思わず突っ込みたくなるほど膨大な敷地面積。
一日貸切って泥酔しながら鬼ごっことかドロケイとかしたい、そんな広さです。
早速中に入ると執拗にノホホンとしているアメリカらしい絵画が飾られる廊下。
さりげなく同社のホームブルー関連製品があちこちに描かれている。
しっかりしてますね。
担当者のクリスさんと合流。
早速倉庫内を案内してくれることに。ワクワク。
クリスさんは185cmの自分よりも背が高く、相当ガタイのいい大柄の男性なのですが、それ以上に倉庫が広大過ぎて全くその大きさが伝わらない。
そして、おもむろに山積みにされているSs brewtechの機材。
日本よりも最近引き合いが多いこのSs brewtechという醸造機材メーカー。
発酵槽や小型ブルーハウスをはじめプロ仕様のハイテク機材をホームブルーの規模でも提供している。
その、ポルシェで河川敷を走るような感覚がファンを魅了して止まない。
この前本社にも行ってきたのその時のブログはコチラです!
ここで、このBrewmasterの驚くべき品揃えの一部、ほんの氷山の一角を紹介します。
※あくまで一部です。
ホームブルー全般
ボトル各種、発酵槽各種、フィルター&ポンプ、蒸留機器全般、洗浄用品全般、ワイン関連商材各種、ケグ、サーバー関連、コーヒー焙煎システム各種、ブルーイング機材各種、計測機器、ラボ関連商材、ホームブルースターターキット各サイズ取扱いメーカー
Viking Malt、Blichmann、Ferrari Group、National Chemicals、Torpedo Keg、Exclusive Brewmaster Products、BrewBuilt、Five Star Chemicals、Speidel、Winestix、BevBright Filters、Cellar Science、Intertap、Ss Brewing Technologies
原材料関連
モルトエクストラクト、お試しブルーイングキットセット、イースト、バクテリア、ホップ、糖分、シュガー、ハニー、麦芽全般、コーヒー豆、香料、添加物全般、蒸留関連の材料全般
ようするに全部ですね。
「アルコール造り」に関連する商品なら片っ端から扱ってます。
もう一度言いますが、ここまでやるかってくらい何もかも揃っています。
ビールのみならず、ワインやコーヒー、ウィスキーなどを作る機材だって揃います。
山積みになったSs brewtechの醸造機器の後ろにそびえ立つ、もはや風景と化している白い建物は巨大な冷蔵倉庫。
福利厚生の社員用インドアテニススコートかと勘違いした程デカいです。
写真で規模感が伝わらないのが残念・・・。
ホップやらイーストやら要冷蔵品がごまんと入っています。
モルトに関しても倉庫内で製麦までできる施設があり、5名体制で作業が行われております。
倉庫内全体に広がる麦の匂いにたまらずビールが飲みたくなります!
1971年にカリフォルニアのSan Leandroに設立されたBrewmaster。
小さなショップだった当初、オーストラリアにモルトエクストラクトを輸出販売する事業が軌道に乗り、瞬く間に北カリフォルニアを代表するホームブルー機材ストアになりました。
その後、2016にはFermentapと合併。
もはや向かうところ敵なしの大手ホームブルーイング通販ショップと化したのでした。
地平線を垣間見るほどの通路の奥行にも納得ですね。
最後にオフィス内を案内してくたクリスさん。
ハロウィーン期間中だったので皆さん微妙に仮装してます。
もちろんオフィスにはタップが常備。
こうゆう「オフィスタップ」みたいなサービスは日本では出てこないのだろうか。
飲み二ケーションや接待など、ビジネスとお酒の関係は密接な日本ですが、なぜかオフィス内での飲酒は断固ご法度。
ビール数杯飲んだところでほとんどのビジネスマンの生産性ってあんまり変わらないと思います。
キリ〇ンさんあたりがやってくれることを期待。
まとめ
同じ先進国なのに産業分野によってはこうも商品層に差が出ることには驚きの一言である。
しかし、自分のオリジナルレシピのクラフトビールが作れるブルワリーのサービスや、1%未満のアルコールを作るためのホームブルーの本など、日本でもホームブルーがぐっと身近なものになってきているとも感じます。
Cowboy Craft LLCではアメリカのホームブルー機材全般、醸造機器を取り扱っております。
初心者向けのホームブルーキットや小物、コンテナ規模のブルーハウスまで徹底したコストカットの価格でお届けします。
アメリカより何かお手伝いできることがございましたらお申し付け下さい。
Cowboy Craft LLCの運営によるネットショップは2019年には正式リリース予定です!
お楽しみに!