ということで今回はシアトルに来ています。
街並みは坂道の連続。一見サンフランシスコにそっくりなここシアトル。
マリファ〇ナも真っ先に合法にしたこのワシントン州には本当に色々な顔があります。
スターバックスの一号店やマイクロソフト、航空機のボーイングの工場などでも有名ですがクラフトビールだってかなり激熱です。
日本でも有名なあのエリシアン(Elysian)も生まれ故郷はここシアトルです。
※各SNSではここで紹介しきれなかった写真もいっぱいアップしてますので是非チェックしてみて下さい!
アメリカのクラフトビールの最新情報も随時更新しています!
バドワイザーなどのビッグブランドを持つインベブに買収されてしまいましたが、味は変わることなく美味しいと私は思います。
本当この買収劇については色々な意見がありましたね。
さて、そんなこんなでやってきたのはTaphandles(タップハンドルズ)という会社。
社名そのまんまでシアトルでタップハンドルをひたすら作りまくっている会社です。
オフィスに入るやいなやタップハンドルの壁がお出迎え!
よく見れば日本の有名なブルワリーのハンドルもちらほら。
皆さんここに発注していたんですね。
もう見てるだけで泥酔してきそうです。
オフィス内には卓球テーブルなんかも設備されておりシリコンバレーのIT企業さながらの開放感。
こうゆう環境がきっと独創的なタップハンドルのデザインを生む手助けになっているんでしょうね!
いつものようにアポなしの訪問だったにも関わらず、 海外営業のエティエンヌ・カステル(Etienne Castel)さんと、 カミラ・バレロ(Camila Barrero)さんが快く迎えてくれました!
いやーアメリカのクラフトビール業界って本当悪い人いませんね!
よくお越し下さいました!
エティエンヌさん日本語話せるんですか?!
日本に少しの間住んでいたことあるので!日常会話くらいなら話せますよ!
いや~何か一気に距離が縮まった気がします。早速ですがタップハンドルについて色々お話聞かせて下さい!
もちろんだとも!タップハンドルの役目は大きく分けて二つあるんだ。飲む人とブランドをつなぐコネクションの役割を果たし、お客様にアピールできることがまず一つ。そのブルワリーの持つイメージを消費者に連想してもらい、さらには飲んでみたい気持ちにさせる効果がタップハンドルにはあるのさ。
確かに!ビアバーの中って混雑してたり薄暗かったりするとメニューボードとか見ずらいですもんね!タップハンドルって遠目からパッと見てどこのクラフトビールかわかるから注文しやすいです!
その通り!二つ目はブルワリーの観点より自社のビールの新たな卸先となるバーやレストランを見つける大きな手助けになるという点だ!バーやレストランだってタップハンドルを提供してくれるブルワリーのビールの方が売り上げに繋がりやすいってわかっているからな。
なるほど。確かにそれは言えていますね。日本でもクラフトビールを買っている人の中にはジャケ買いする人も多いって聞きます。見た目のインパクト大事ですね!
アメリカのクラフトビールブルワリーの多くはすでにオリジナルのタップハンドルを持っている。しかし、日本や欧州ではまだアメリカ程普及しているわけではない。"目立つこと"はマーケティング戦略に置いてとっても重要なことだ。是非この機会に日本のブルワリーにもうちでタップハンドルの製作を検討して頂きたいね!
個性溢れるデザインって本当に記憶に鮮明に残りますもんね!日本でもお馴染みのブルワリーのタップハンドルも全部ここが手掛けていたんですね!こんなに様々なデザインを考案できるってすごいですよね!どうやってこれらのデザインは生まれてくるんですか?
タップハンドルの製作に当たってはそのブルワリーの持つブランドイメージやロゴの意味、歴史を勉強することから始めるの。「何を一番大事にしているブルワリーなのか」、「何が彼らを定義するのか」などを慎重に見極めるわ。
ふむふむ。タップハンドルで表現できる情報量って限られてますもんね。集約してそれを上手くデザインに乗せるのってかなり難しそう・・・。
Taphandlesではデザインは全てゼロから製作されている
それがこの仕事の醍醐味でもあるんだけどね。その後、たたき台としてのデザイン案を無料で複数お客様に提案するの。ブランドの軸とずれていないかなどを入念に議論して、そこで気に入ったデザインが出ればさらに細かいデザインや色合いの細部までブルワリーと徹底的に議論するわ。
無料でデザインの案を複数いただけるってすごいお得ですね!
そう言ってもらえて嬉しいわ!その後、ようやくプロトタイプ作成にたどり着き、ブルワリーが納得されたら量産開始って流れよ。
とことんまで納得した上で製作されるんですね!クラフトビールそのものって感じです。
中国に自社工場を持つこともうちの大きな強みの一つだ。OEMではどうしても品質にばらつきが出る。腕利きのエンジニアが常駐しているから品質にはコミットできるのさ!
自社工場持っているってすごいっすね!ちなみにどんなタップハンドルの製作が一番難しいんですか?
やはりミックスマテリアル品だな。木や金属、ゴムなどの素材を一つのハンドルに組み込んでデザインするので製作難易度はどうしても上がってしまう。そして、その分手間もコストも掛かってしまう。いくら自社工場があるとは言っても細部に関しては人間の手作業で行われているからね!
あーなるほど。確かにそれは大変そうですね。
ただ、私たちの工場の規模は毎年拡大していて、新しいデザインの加工法なども日々研究が進められているの。私たちにできないデザインはないと言っても過言ではないわ!
めっちゃ頼もしいですね!何か普段知りえないタップハンドルのお話が色々聞けて面白かったです。日本からの注文も今後はきっと増えていきますね!工場が中国であれば送料もかかりませんし♪お時間頂きありがとうございました!
まとめ
是非日本のブルワリーの皆さんも中国に自社の工場も持つTaphandles LLCで世界に一本のタップハンドルを作ってみてはいかがだろうか。 Taphandles LLCではその丹精込めて造られたクラフトビールの芸術性と、さらにはそのブルワリーの背景もタップハンドルのデザインに織り交ぜて表現することを約束しています!エティエンヌさんは日本語も話せるので是非お気軽にお問合せしてみて下さい♪
1 コメント
廣見教子
こんにちは、初めまして。ワインショップのタップハンドルをオリジナルで作れるところを探しています。ハンドル部分はミッフィーのフォルムにしたくて、お店のオープンは6月中旬です。画像など送って具体的な内容をお話ししたいのでご検討ください。よろしくお願いします。