皆さんこんにちは。
突然ですが3 m × 3 mのスペースがあったら、皆様は何に使いますか?
オリンピックに向けてAirbnbの民泊ルームにするもよし、ホップを育てるもよし、私はとりあえず64のスマブラとテレビを置き、勝ち抜きで参加費がジャックポット式に加算されていく欲望に満ち溢れた大会を主催します。
(冗談抜きで過去に負けなし、挑戦者求む。)
・・・要するに、3 m × 3 mのスペースがあればブルワリー開設に必要な最低限のアメリカ製の設備が収まってしまうことは実はあまり知られていません。
アメリカでは8,000社近いブルワリーが日々しのぎを削り合い、その市場規模、競争、盛り上がりたるや半端ではありません。
ホームブルー(自家醸造)が1978年にジミーカーター大統領により解禁されて以来、盛り上がりの一途を辿るその背景からも醸造機器メーカーや、その溶接、設計に携わる専門職の層は非常に厚いと言えます。
機材を購入した後からでも、アップグレードとして取り付け可能な新しい技術が毎月のように各社より発表されています。
また、ブルーイングに携わるスマートフォンのアプリなども多くあり、発酵中のビールの温度を遠隔操作、スマホアプリで管理するなんてことは朝飯前です。
さて、本題に戻ります。
昨今、世界中から設備、原材料の問合せを受けるようになりました。
国土の狭い日本や台湾、韓国でまずポイントになるのはスペースの問題です。
今回はアメリカ最高峰の醸造設備が、グリコールチラー(冷却器)を含め、いかにコンパクトにまとまるかをわかりやすく図解にしてみました!
↓↓はいっ!こんな感じです↓↓
先入観にとらわれず、入れてみれば全然入りますね!
なんなら空いているスペースでスマブラ大会を開催することも出来ます。
もちろんしっかり四人対戦です!
このままだとスマブラについて50,000文字くらいのブログを書いてしまいそうなので、冗談はこのくらいにして中身を見ていきます。- 1 BBL Nano Brewhouse: $15999
- 2 BBL Jacket Unitank $3995(オプション:FTSs付属+$210.95)
1 BBL Nano Brewhouse
言わずと知れたSs Brewtechの1 BBL Nano Brewhouse。
特許申請中のボイルケトル中枢にそびえ立つカランドリヤシステムは筒の中に電熱エレメントが入っています。
筒の中の麦汁は電熱により熱しられ、鍋底部分より筒中を上部に上昇します。
そして、上部に開いた口より押し出される麦汁は笠のような返し部分にぶつかり、跳ね返され対流を生み出し、全体がよくかき混ざるという仕組みです。
この対流により、効率的で均一な煮沸が出来るだけでなく、ホップの効きを最大限に引き出すことも可能となります。
- 1 BBL Unitank $1999(FTSs付属+$168)
- Glycol Chiller | 3/8hp $1295
ユニタンク
1 BBLユニタンクではカーボネーションストーンを使って24時間以内での短時間カーボネーションが可能です。
FTSs(Fermentation Temperature Stabilization System)のオプションを購入すれば、発酵中の温度をヒーティング、冷却の両方向に±1℃単位でコントロールすることも出来ます。
また、バルブはバタフライバルブを起用。
バルブ内に洗浄が行き届かないスペースがわずかにでもあれば、洗浄しきれなかったイーストやバクテリアを野放しにしてしまい、後のビールの品質にも大打撃を与えてしまいます。
その点、バタフライバルブは分解する手間がなく誰でも簡単に丸洗い洗浄することが可能なのがポイントです。
分解の手間がなく大幅に時間を節約できるほか、雑菌対処にも優れておりまさに一石二鳥のバルブです。
グリコールチラー
チューブを使ったソフトパイピングなので業者に頼むような大掛かりな配管工事は一切不要。
以下の動画を参照すれば高校生でも配管が可能であることがわかります。(ブライン液投入エリアの仕様が動画の構造からアップグレードされております。)
また、キャスターもついているので簡単に移動ができレイアウトチェンジもあっという間に出来ます。
この他にも、ブルワリー立ち上げ時に有効なアイテムをいくつかご紹介します。
アメリカで人気の醸造機器、周辺機器は一つ一つが日本ではゲームチェンジャーになれるポテンシャルを秘めていると断言出来ます。
例えばその一つ、クールボットをご紹介します。
クールボット/$300
家庭用エアコンに誤作動を起こさせ、なんと2℃まで冷やせるようにしてしまうことが出来る機材です。
アメリカではチーズ作り、ホームブルーイング、狩猟した獲物の保存倉庫、ビアバーの冷蔵庫など様々なシーンで当たり前のように使われています。
何より家庭用エアコンと併用するので初期投資をかなり抑えることが出来ます。
ホームセンターで断熱材だけ買ってくれば自分の必要なサイズのプレハブ冷蔵庫が三相の電気工事なしで簡単に作れてしまう代物です。
ホシ〇キの冷蔵機器や大手メーカーの厨房機器が開業には必要と思っている人が日本では多く、結果的に初期投資に莫大な資金を費やしてしまっているように思えます。
海外メーカーの製品だってしっかり下調べし、強化梱包、然るべき方法で輸送、輸入、運送をすれば日本でも全く問題なく使うことが出来るのです。(※輸送保険ももちろん加入します。)
酒造りの文化が根付いている国だからこそ、淘汰された良い物が安く手に入れることが出来るのです。
以下のサイトを見て頂ければその層の厚さは一目瞭然と言えます。
- Morebeer: https://www.morebeer.com/
- Northern Brewer: https://www.webstaurantstore.com/
- WebstaurantStore: https://www.webstaurantstore.com/
- Brewers Hardware: https://www.brewershardware.com/
弊社は全社より商品を仕入れ、お客様ブルワリーの玄関先まで一括お届けすることが可能です!
出荷前に必ずアメリカ現地の倉庫で日本人による検品作業を行っております。
また、工作機械をはじめ重機の扱いになれている運送業者と提携しているため、これまでに輸送中にダメージを受けたことはございません。
そして!
今回、紹介した3m × 3mに全て入った醸造機器一式の商品カートを作ってみました!
乗らないバイクがある物置が、
利用者が今は少ない駐輪場が、
日曜大工のためのガレージが、
ブルワリーになります!
3 m × 3 mのスペースがあるそこのあなた!
まずは酔った勢いで「ポチッ」ってみて下さい!
まとめ
「ポチればブルワリーが出来る。」
ITが人間の生活に及ぼす影響はもはや笑い事ではなくなってきた。
シリコンバレーに本拠地を置く会社としてこれからも勝手にビール業界をハックしていこうと思う。
弊社はアメリカ製のものであれば機材はもちろん原料、バー関連用品など多種にわたり取扱いが可能です。(というか何でも輸出できます。バッファローの剥製、CBDビールなど。)
メーカー直で仕入れることが可能なため、中間マージンを搾取する会社がなく、大変良心的な価格となっております。
パッケージングに関しても簡単なボトリング機械から、打栓機、本格的な缶詰ラインなど色々とご提案が可能です。
そしてスマブラ64の強者を募集します。
「敗北が知りたい。」