SCHUBROS BREWERY
address | 12893 Alcosta Blvd. Suite N San Ramon, CA 94583 |
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access | Camino Ramon/Norris Canyon Rd駅下車徒歩7分(サンフランシスコ空港より車で約50分) |
website | http://www.schubrosbrewery.com |
business hours |
水曜~金曜:17:00pm~21:00pm 土曜~日曜:12:00pm~18:00pm |
※各SNSではここで紹介しきれなかった写真もいっぱいアップしてますので是非チェックしてみて下さい!
アメリカのクラフトビールの最新情報も随時更新しています!
大波乱の選挙も終わり、カルフォルニアも少しずつ落ち着きを取り戻してきました。
アメリカでは「何の祭りやねん!」って突っ込みたくなるくらい大盛り上がりの選挙戦。
開票の時なんてバーはお客さんでぐっちゃぐちゃ。
そこら中から雄叫びが聞こえてきます。
選挙権のない私がアメリカの政治に何を思っても意味ないのかもしれませんが、この場を借りて一つだけ言わせてもらうと「副大統領はもっとやべぇぞ」ということぐらいでしょうか。
色々なクラフトビールのスタイルがあるように色々な人間がいまね。
さて、サン・ラモンの山道を車で登って行くと現れるこちらのブルワリー。
ITのメッカと言われるベイエリアですが豊かな自然もかなりたくさんあります。
というかほぼ自然です。
今回は日本人の奥様を持つ旦那さんが立ち上げたSCHUBROS BREWERYにやってきました!
ブルワリー名をカタカナ表記したいところですが難しそうなのでやめときます。
さっそく中へ!
こんちは!
こんにちは!初めまして!
うぉ!日本語でブルワリーの方とお話するのは初めてです!何かすごく新鮮ですね!
逆に緊張します!日本は長かったんですか?
かれこれ8年間いましたね!
私はフィリップモーリスの日本支社で働いていたんで日本語を話す機会も多くあったんですよ!
そうなんですね!クラフトビールとの出会いも日本だったんですか?
そうです!那須高原に温泉旅行に行った際、このビジネスを始めるきっかけともいえる出会いがありました。
それは那須高原ビールのNine-tailed Fox(ナインテイルドフォックス)を飲んだことです!素晴らしかった!
写真引用: http://www.nasukohgenbeer.co.jp/
そのビール!噂には聞いたことあります!2016年のワールドビアカップでもエイジドビール部門で金賞を獲ってますよね!
熟成されている年数にもよりますが500mlのボトルで12,000円くらいするやつですよね!
死ぬ前に一度飲んでみたい。
レストランで飲んだ時のことは今でも覚えていますよ!
私の人生のゴールが変わった瞬間でしたからね。
ちなみにフィリップモーリスではマルボロタバコのアジア全域担当のブランドマネージャーをやっていました。
日本は1日にタバコを吸う本数が世界2位だったのでやりがいのある仕事でした。
ちなみに1位はギリシャでしたね。
ギリシャ人は経済とか色々あったからストレスが溜まってるんでしょうね。
アジア全域のブランドマネージャーってまたすごいポジションにいましたね!
確かにやりがいめっちゃありそう。
しかし、自分が喫煙者でなかったこともあり商品への情熱にどこか欠けている部分がありました。
何か、心の底から打ち込めるような対象を探し求めている時期でした。
そんな時、Nine-tailed Fox(ナインテイルドフォックス)と出会っちゃったんです。
しかも3年熟成されたチーズと8年熟成されたナインテイルドフォックスを一緒に飲んだんです。・・・確か2万くらいしました。
2万?!もはやミシュランの世界ですね!羨ましい。
そのチーズと一緒にビール飲んだ時、口の中で何かが起きたんです。
単品で注文してもそれぞれが間違いなく美味しいのですが、そんな2者が口の中で混ざることで桁外れの相乗効果を生んでいました。
めっちゃ飲んでみたい!今度帰国したら絶対行こう!
那須高原でのこの出会いは今の私のクラフトビールの最大の特徴として生きています。
ここで提供する全てのクラフトビールにオススメのペアリング料理が決まっています。
すごく細かく指定されてますね!
もちろんクラフトビールはそれ自身で美味しいことが要求されます。
しかし、私は特定の料理とペアリングすることによる相乗効果に重きを置き、クラフトビールのレシピにもその相乗効果を見込んで醸造しています。
那須高原で経験した衝撃をアメリカでも生み出そうと決めたんです!
面白い切り口ですね!全部の組み合わせ試してみたいです!
日本にも8年間住まわれていたとのことですが日本のビールについてはどう思いますか?
アサヒビールとラーメンの組み合わせが大好きでしたね!
実は私、大学まではビールはあんまり好きじゃなかったんですよ!アメリカの大手のビールの味になじめなくて。
でも日本の大手のビールはアメリカの大手ビールより親しみやすかったことを覚えています。
キリン一番搾りもよく飲んでましたよ。地ビールでは常陸野さんが大好きでしたね!
常陸野さん人気ですよねアメリカでも!
自分もラーメン大好きなんでラーメンにピッタリのクラフトビールとか造って欲しいですね。
それとマーケットを見る目は筋金入りだと思うのですが、このクラフトビールのブームはどうなっていくとお考えですか?
ブルワリー内にはなんと片目が入っただるまが。出来立てのクラフトビールを供えられるダルマがアメリカにいるとは驚きです。
楽観視できないのが本音ですね。
マーケットの成長に比べてブルワリーの数が増えすぎています。
競争が激しくなるのは避けられないでしょう。
私は前職の繋がりを活かし、アジアのマーケットに切りこみたく思っております。
アジアでのブランド統括をする時期が長かったのでその経験も生きますし。
韓国のマーケットとか面白いですよ。色々な引き合いも来ますしね!
フィリップモーリス時代のコネクションを最大活用するわけですね!
是非日本にも進出して頂きたいですね!
最後に日本の方々に何かメッセージとかありますか?
日本のビールと比べるとちょっとホッピーですが、ものすごくパンチが効いているわけでもないのできっと親しみやすいクラフトビールだと思います!
食べ物とのペアリングに重きを置きビールのレシピにもそれが反映されている自慢のビールです!
サン・ラモンの水もビール造りには持ってこい!
日本の地ビールも大好きな私が造ったクラフトビールを是非飲みに来てください!
『ありがとうございました!』
まとめ
那須高原ビールのナインテイルドフォックスに魅せられたご主人の営む一風変わったブルワリー。
自身が日本で体験した食べ物とクラフトビールのペアリングによる衝撃をアメリカでも巻き起こすべくクラフトビールのレシピにもフードペアリングの観点を多く取り入れている。
日本に8年間いたご主人が日本語で気さくにもてなしてくれるベイエリアの温かいブルワリー。
英語が苦手という方も心配ご無用です!是非サン・ラモンに立ち寄った際は行ってみて下さい!