シェアードブルワリー
住所 | 〒192-0907 東京都八王子市長沼町58-214 |
---|---|
アクセス | 京王線・平山城址公園駅より徒歩7分 |
ホームページ | https://www.sharedbrewery.com |
営業時間 |
月曜~木曜:定休日 |
※各SNSではここで紹介しきれなかった写真もいっぱいアップしてますので是非チェックしてみて下さい!
アメリカのクラフトビールの最新情報も随時更新しています!
皆様お久しぶりです。
カリフォルニアの夏ももうすぐ終わり。
最近はというと人生初のそば打ちをシリコンバレーで体験しました。
水の分量をミスするとすぐに台無しになると言われるそば打ちだが、「湯捏ね(ゆごね)」という必殺チートプレイを使えば、失敗の確立は各段に下がります。
そば粉にはグルテンがないので生地がまとまりません。
よって、最初に湯捏ねをして核を作り、あとはスティーブ・ジョブズの如くコネクティングドット(Connecting the dots.)しながら生地を練り上げていく。
続いて「NASA飲み」を敢行!
NASA飲み!
NASA勤務の飲み仲間がいればいとも簡単に出来ます。
宇宙船の格納庫的なやつとか戦闘機とか見ながらただひたすら飲む。
もはやただの飲み会です。
帰り際は「あ、ここNASAだったっけ?」くらいの感覚ですが飲み代が宇宙開発のために使われるのかと思うと何かすげぇ良いことをした気持ちになります。
NASA社内のバーのクラフトビールのラインナップはヘイジー系がなぜか多かったです。
「宇宙人ってぶっちゃけいるの?」みたいな話をNASA職員にぶつけると、めっちゃ熱く語ってくれます。
最初は「まぁ、いないとは証明出来ないね。」とかスカしたことを言ってた職員も最後は大声で熱く宇宙人を語り始める。
そして、ところ変わってここ東京/八王子にもクラフトビールに熱すぎる男が一人、日夜黙々とビールを作っています!
(ブルワリー訪問:2019年1月)
平山城址公園駅/京王線を降り、徒歩6分。
ガラス越しにSs Brewtechの機材が見えるのがシェアードブルワリーである。
「ホームブルーイングの楽しさを日本中に広める。」をミッションに掲げるこのブルワリー。
早速、CEOの小林さんにお話を聞きました!
小林さん、ようやく来ることが出来ました!本日はよろしくお願いします!早速ですがクラフトビールを八王子でやろうと思ったきっかけなどあるんでしょうか?
自分は一応MBA(Master of Business Administration)という資格を持ってまして起業したいとはもとより考えてました。アイディアの一つとしてずっとあったのはホームブルーイング文化の普及です。世界中で流行っていて特にクラフトビール大国のアメリカでは物凄く盛り上がっている。しかし日本だと合法ではない。隠れてやるしかない現状には疑念を持っておりました。
いや、もうめっちゃわかります。日本にあるアメリカ大使館の中でホームブルーイングやったらどうなるんだろうとかよく考えてます。
・・・。結構堂々とホームブルーイングやっている人もいるんですけど法律違反には法律違反なんですよ。脱税です。ホームブルーイングの何が楽しいってやっぱり自分で作ったビールを人に見せびらかし、「こんなん出来たぜ!」とシェアしながらワイワイやるのが楽しいわけで。法律違反だから誰にも言えず、家でこそこそやるというのはつまらない。違法では日本のホームブルーイングのマーケットは広がらない。だからまずは合法化するしかないと思い僕は最初のアプローチとしてブルワリーを立ち上げました。
ブルワリーの名前もシェアードブルワリーですもんね!アメリカでは100本ビールがあるうちの1本はホームブルーイングによって作られたビールってくらいホームブルーイングは普及しています。
合法化することにより、マニアックなホームブルワーももちろんなのですが、そもそもビール作りを知らない人に「ビールって作れるのか!」という感動をシェアしたい。まずは作ってもらいビール作りの敷居の低さ、身近さをシェアしたいと思ってます。どんどんマーケットを広げ、認知度を高める必要があると思いますね。
なるほど!アメリカでもブルワリーの数が急上昇したのって1978年のジミー・カーターの自家醸造解禁法案可決のタイミングですもんね。
まずは多少お金がかかっでもちゃんと合法にして楽しめる場所を作ってみたら意外にマーケットって広がると思いました。以前、アメリカのマーケットと比較したことがありますが圧倒的にホームブルーイングに関しては日本は後進国だと感じます。重複になりますが一番はやはり法律の問題。突破口の一つとしてうちみたいなホームブルーイングが参加型で楽しめるブルワリーがあってもいいと思います。その後の出口に関しては楽しみ方をどんどん提供したいですね。
アメリカはホームブルーイングのミートアップなんかも各地域に2~3個必ずありますもんね。自分も月一で参加してます。中古市場も層が厚いです。ところが日本って店舗でホームブルーイング機器を販売するお店すら見かけないですよね。
東急ハンズにたまに醸造キットが売ってますよね。あとはアマゾンにはもちろん普通に売ってます。越境ECの横展開に各国の法律がオンタイムで付いていくのは難しいのかもしれません。
流石Amazon。時代遅れにメスを入れるのはいつもGAFAですね(Google、Amazon、Facebook、Apple)。ホリエモンも言ってましたが本当に彼らに納税したいくらいです。
違法だから業者も少なく、原料も機材も買うのが難しい。じゃあまずは合法化すれば色々なところから参入してきて付随するビジネスも増える。そして値段も下がればホームブルーイングやる人も増える。そこからまた新しいサービスが生まれ、業界が面白くなっていくという流れが起きればいいですよね!
いやー考えるだけでワクワクしますね!自分が生きている間に大変革が起きそうな予感しかしません。楽しみ。
アメリカってクラフトビールのブームの力強さが違うと言うか、ビール好きな人がバンバン増える環境があり、それはホームブルーイングだと思うんですよ。例えば野球でもプロの世界があり、一方で学校とか地域のクラブでも野球が出来るのが当たり前。それがまかり通らないのが日本なんです。プロの世界って格好良くて、テレビ観戦出来るのに「お前は絶対やるなよ。」って言われているんですよ。当然「これ美味いね。」、「何のホップ使ってんの?」みたいな会話も生まれない。興味を示す人達が実はホームブルーイング予備軍みたいなもので、彼らの受け皿がない。10人に1人くらいはビール作ったことがあるって空気感があってもいいと思ってまして、少なくともそれくらいを目指さないと本当にブームってそんなに続くのかなって思っちゃいますよね。
かつて消費税導入に伴い撤廃されるはずだった酒税。消費税導入後も酒税がそのまま残り続けている矛盾した背景の中、なかなか政府も色々と引っ込みがつかないんでしょうかね。シェアードブルワリーに来ると飲みながらそういったクラフトビールを取り巻く背景もガッツリ小林さんから話が聞けるのも魅力の一つですね!
そして、一番やりたいことは作るだけを楽しむのではなく、ビールを作った後に本来ホームブルーイングってどういう楽しさがあるのかという気付きをビジネス展開できればと思ってます。ホームブルーで作ったビール、一般のお客さんが作ったビールを同じショーケースに入れて売ったらどんなに面白いか。ラベルのデザインも自分で決め、しっかりブランドやWEBページ、ロゴなども決める。そして、そのビールをここで売るみたいな事がしてみたい。
それは確かに面白いですね!アメリカでも見たことありません!自分で作ったビールを手軽に売れるようになればこれ以上ない楽しい副業になりますよね!
もちろん酒販免許が問題に上がりますが、酒販免許を持ってる相手であればブルワリーからの販売は可能です。酒造免許は自社出荷も出来るので。つまりホームブルーイング体験で作ったビールが普通のお店とかでも買えるようにすることが出来る。もちろん製造者はシェアードブルワリーになるんですけどね。しかし、レシピの組み立て、仕込み、ラベルも自分で手掛けたビールが市場に出回るってワクワクしますよね。
それはかなり興奮しますね。通信販売免許とか上手く駆使したら簡単に全国展開も出来そうです。流石MBA保持者は色々と考えていらっしゃいますね!そんな小林さんにとって「クラフトビールとは」何でしょう?難しく考えず大喜利ぐらいの感じでお答え頂ければと思います。(それが難しかったりする。)
定義とかってあんまり好きじゃないんですけど、日本人ってやはりすごい真面目なのでクラフトビールの定義をどうするかなども一時期流行りましたよね。クラフトビールってアメリカでも定義されてると思うんですけどそれはアメリカの事情がありそのまま日本に持ってくるのもナンセンスなわけです。形式ばって定義づけるよりその人が「これはクラフトビールだ。」と認識すればそれはそれでいいとか思います。決めるのは最終的に消費者だと思うんです。批判とか本物のクラフトビールじゃないとかは論ずる時間の無駄で、決めるのは一重に消費者であるべき。
なるほど!ニュートラルな感じがまた魅力です小林さん!今後とも目が離せませんね!アメリカよりお手伝い出来ることがあれば何でも言って下さい!本日はありがとうございました!
まとめ
昨今、何かと話題のホームブルーイングの解禁。(この訪問インタビューは2019年1月)かのホリエモンもホームブルーの特区開設には乗り出しております。アメリカではホームブルーイングショップや、通販、醸造機器の中古市場など日本のそれとは比較にならない程のマーケット規模。しかし、役人を攻めても法律は決して変わりません。ビールを片手に選挙に行き、ビール好きに有利なマニュフェストを掲げる党にしっかり投票しましょう。そんな候補者がこの先出て来るよう弊社もアメリカのクラフトビール文化を根こそぎ日本へ輸出し盛り上げます。日本のビールの未来を変えるのはあなたの持つその一杯!
アメリカ製醸造機器、持ってこれます!
はい!ここでガッツリ宣伝です!
基本的にアメリカで手に入る物は全て取扱い可能、業界最安値で輸出します!