DRAKE’S BREWING COMPANY
address | 1933 Davis Street, Building 177, San Leandro, CA 94577 |
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access | San Leandro Station駅下車徒歩30分(サンフランシスコ空港より車で約1時間) |
website | http://drinkdrakes.com/ |
business hours |
月曜~木曜:11:30am~21:00pm 金曜~土曜:11:30am~22:00pm 日曜 :11:30am~19:00pm ※第1金曜: 11:30am~15:00pm 通常営業 15:00pm~18:00pm 持ち帰り販売のみ |
※各SNSではここで紹介しきれなかった写真もいっぱいアップしてますので是非チェックしてみて下さい!
アメリカのクラフトビールの最新情報も随時更新しています!
こんにちは!カウボーイクラフトの眞壁です!
本日はこちら、北カリフォルニア、イーストベイにあるDRAKE’S BREWING COMPANY(ドレイク・ブルーイング・カンパニー)に来ております!
いや、迫力がありますね。
敷地内に建物がいくつもあり、軽く迷子になれます。
まるで何かのテーマパークみたいです。
お抱えのフードトラックもありサンドウィッチなどクラフトビールと合いそうな軽食が食べられます。
北カリフォルニアでは有名なドレイク・ブルーイング・カンパニー(以下ドレイク)のクラフトビール。
どこのスーパーやリカ―ストア(酒店)に行ってもまず間違いなく見つけることができます。
私が2016年にアメリカに来て初めて冷蔵庫の中で発見したビールもこのドレイクのクラフトビールでした。
そのあまりの美味しさに思わず時差ボケも覚めぬままブログを書いたくらいです。
時差ボケのまま書いたドレイクのブログはコチラ!
その日以来『いつか必ず行ってやる!そして日本へ輸出するぞ!』と思っていたブルワリーの中の1つ。
そして、日頃の行いが良かったせいか、Vice President(副社長 or 副会長、No.2)のドウさん(Dow Tunis)とついにアポイントが取れました!
納豆のごとく粘った甲斐がありました。
相手は大手の会社。
ドレイクと弊社を比較するなら戦車とつまようじくらいの実力差があるこの2社。
そしてVice President直々にお時間頂けるとは完全に想定外だったのでこれを機にちょっと丁寧な言い回しの英語を修得。
もとより英会話力にはすこぶる自信があるのですが、最近1カ月間日本へ帰国していたこともあり、
学生時にニューヨークで学んだサバイバルパーティーイングリッシュでは脳ミソがビール漬けのクズと思われる可能性もゼロではありません。
こんにちは!お忙しい中お時間頂きありがとうございます!
遠くからわざわざ来てくれてありがとよ。まだアメリカに来て間もないんだってな!カリフォルニアの生活はどうだ?
天候はマジ最高っすね!あとクラフトビールが安く飲めるのが嬉しい!
ベイエリアは特に家賃と日本食がベラボーに高いんですが、テニスコートが無料で使えるんでそれでチャラっすね♪・・・
(チャラになったのは付け焼刃で勉強した丁寧な言い回し英語だと発言後に気付く。)』
そ、そうか。楽しそうで何よりだ。
ドレイクブルーイングは*タップルーム以外にもDrake’s Dealership(ドレイクズディーラーシップ)というバー&レストランを経営している。
車の修理工場だった場所をリモデルして建てた大きなビアガーデンみたいなもんさ。
*タップルーム:造りたてのビールが飲めるブルワリーと併設されているバー
ドレイクズディーラーシップ写真:http://drinkdrakes.com/visit/dealership/
知ってますそこ!日本でも行ってみたいって人たくさんいましたよ!
今度是非行ってみてくれ。俺自身の話を少しすれば、ドレイクに来る前は10年間ブルワリーを経営していたこともある。
2000年に閉めちまったがな。人生を通じて飲食業界には常に身を置いてきた。
ドレイクでは2008年より経営に携わっているが、2015年末までは主にセールス部門の責任者として働いていたよ。
今は新規事業企画みたいなことをやっている。ドレイクのビジネス関係の窓口みたいなもんだな。
それと並行して従業員の教育や設備増設の段取りなども色々やっている。何でも屋みたいなもんさ。
それもう全部やってません?!オールラウンダーですね!
そんなドウさんの思うドレイクの強みって何ですか?
強みねぇ~・・・。あんまり考えたことないな。
美味いビールなんて山ほどあるからな最近。言うなれば自社製品と真剣に向き合い続けている点かな。
質はもちろんのことそのビールの今後の発展性や独創性など色々な角度から日々追及している。
あとは誇りだ。北カリフォルニアのイーストベイのブルワリーとしては27年間続いている老舗だからな。
新しくブルワリーを始めたい人達からの相談や色々なビジネス提携の提案も多い。
これまで積み重ねてきた功績があるからこそ得られた信用が、今の地位を確立しているんだろうな。
我々の強みを挙げるのであればそこかもしれない。
なるほど。ドレイクの歴史とそれを知る企業や顧客から集まる信頼がさらなるビジネスや新規顧客を生み出しているってことですね!
タップルームも平日なのにめちゃめちゃ盛り上がってますもんね!
タップルームはランチの時間帯には大抵満席になるな。17:00頃にはさらに忙しくなる。週末はさらにその上をいく。
今でこそ堅調だがここの立地はブルワリーとしては問題ないが地形上、地元の人にもあまり知られていなかったんだ。
色々なプロモーションを試みて存在感を出すのが大変だった時期もあった。
今では多くの人に見つけてもらえるようになって本当に嬉しく思う。
足を運んでくれたお客様にも「こんなとこにあったんですね!」ってよく言われるよ。
今の盛り上がりからは想像もつかないですね!
確かに見つけるの少し苦労しました。なんというか、こう、入口が入り組んでいるというか笑。
ちなみにアメリカ国外に輸出販売とかってされてるんですか?
ヨーロッパ中心に輸出している。イギリス向けが多い。
オランダのアムステルダムにも一時期輸出していた記憶があるが今はおそらくほとんどないかな。
アジア諸国は輸出されたことはあるんですか?・・・というか、どうですか?
ないね。・・・知らないところで密輸されていれば話は別だがな。
(今のは警告か?!)な、なるほどですね!
2ヵ月に1回くらいヨーロッパには行くんだが、日本や韓国向け輸出の話もそこで会ったディーラーとしたことはある。
成就しなかったながな。
・・・率直に言うと輸出させて頂きたいんですが、可能性っていかほどでしょうか?
申し訳ないが今は無理だな。地域への販売が最優先事項なんだ。
カリフォルニア全土からの需要に応えきれていないのに日本に輸出していると説明がつかないのさ。
今はイーストベイエリア、サンフランシスコをもうちょっと掘り下げたい。
・・・なるほど。いや、でもおっしゃる意味わかります。
地域の支えありきの業界ということは私も今までお会いして来た猛者匠(もさだくみ)の方々から重々お聞きしております。
気を取り直して、どのくらい年間醸造されているんでしょうか?
昨年の2015年はだいたい30,000バレル(約3,520,000リットル)、今年2016年は40,000バレルを優に超えるだろうな。
最近増設したからもっとガンガン増やしていける。ちょっとついて来い、ブルワリーの中を見せてやるよ!
え、いいんすか?!ありがとうございます!
デ、デカい。さすが、カリフォルニアだけで27社のディストリビューターとご契約されているだけありますね!
スターウォーズの撮影に使われるセットかと思いました!
この↓スペースは新たに増設を予定しているスペースだ。
新たにまたこんなに大きくなるんですか!すごっ!この広さあればサッカーできますやん!
これお土産として持って帰るといい。
クラフトビールの瓶詰めラインからひょいとつまみ出したのは、大人気ダブルIPAのDRAKE’S DENOGGINIZER。
ABV: 9.75%/BUs: 90の強力なダブルIPA!瓶に詰めたてホヤホヤ!
いいんですか?!この上なく素敵なお土産をありがとうございます。"瓶詰された後、最短時間でドレイクのクラフトビールを飲んだことある人コンテスト、アジア人部門"があれば私が間違いなくぶっちぎりで1位ですね!
なるべく早く飲めばスーパーなどで売られている瓶ビールとの味の違いもわかるはずだ。
楽しみです!アメリカでは毎日約2つのブルワリーが誕生していると言われています。
ドウさんはこのアメリカのクラフトビールムーブメントは今後どうなっていくと予想されますか?
新しいブルワリーが日々増えているということ自体は素晴らしいと思うな。
新しいブルワリーを探し、新しいクラフトビールと出会う。楽しい限りじゃないか。
ブームに関係なく例えば*ブルーパブにしたってビールさえ美味しければ潰れることはない。
その逆に美味しくないブルワリーだって中にはあり、そういったブルワリーは取り残されていくだろうな。
市場の分母はどうしてもある程度決まっているから後発組の難易度が上がってくるのは避けられないかもしれない。
俺達もこの流れに置いてかれないように努力を続けるさ。
とは言うものまだクラフトビールを飲んだことすらない人達だって大勢いるわけだから一概に悲観的になることはないのかな。
戦い続けるのみだな。
*ブルワリーが併設しているバー。造りたてのクラフトビールを提供できる。
なるほど。確かにアメリカにおけるクラフトビールの量のシェアは2015年で約12%。
今後の推移に関しては色々な観測がありますがまだまだ伸びしろは私も大いにあると思います!
いやぁ~ホントいつか日本に輸出したいですね!こんなお土産まで頂いてしまってありがとうございます!
まとめ
以前ブログにも書いたことがあり北カリフォルニアでは有名なブルワリーなだけに今回こういった機会を頂けたことにまず感謝しています。
バイスプレジデントのドウさんは今後のクラフトビール業界の動きに関してもとてもニュートラルで柔軟な考えだったことが印象的でした。
あまり他社を気にかけている様子はなく、自分達の実力を信じ、ひたすら自分達の仕事をすれば結果は自ずとついてくるといったスタンス。
色々な業務と同時進行で新規ビジネスも模索されるドウさん。
そのチャレンジ姿勢から私もとてもいい刺激をもらいました。
北カリフォルニアのスーパーやリカーストア(酒店)ではかなりの確率で置いてあり、クラフトビール好きならほぼ知らない人はいないドレーク・ブルーイング・カンパニー!
是非一度飲んでみて下さい!そして、いつか日本へ輸出できるよう頑張ります!
その他アメリカのクラフトビールに関するブログも是非読んでみて下さい!