NOVEL BREWING COMPANY
address | 6510 San Pablo Ave Oakland CA 94608 |
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access | Ashby Station駅下車徒歩19分(サンフランシスコ空港より車で約30分) |
website | http://www.novelbrewing.com |
business hours |
水曜~金曜:16:30pm~22:00pm 土曜 :12:00pm~22:00pm 日曜 :12:00pm~20:00pm |
※各SNSではここで紹介しきれなかった写真もいっぱいアップしてますので是非チェックしてみて下さい!
アメリカのクラフトビールの最新情報も随時更新しています!
こんにちは。
カウボーイクラフトの眞壁です。
最近、サザエさんで言うところの「マスオさん状態」をようやく打開すべく引っ越しに着手。
私の住むシリコンバレー/カリフォルニアは何を隠そうアメリカで1番家賃が高い地域と言われています。
そして、毎年もれなく家賃も上がるというもはやウシジマ君状態のこの地域。
優秀なエンジニアが多く集まるシリコンバレーではヘッドハンティングが日常茶飯事。
欲しい人材のためなら金額に糸目を付けない大企業の皆様。(GさんとかFさんとかAさんとか。)
こうして生まれるたくさんの高給取りのエンジニアの方々。
しかし、いい物件の数には限りがあり、住むためにはBidding Warと呼ばれる熾烈な競売を制する必要があります。
こんな感じで超売り手市場が横行し、家賃高騰を引き起こしていると言われています。
ご興味ある方はコチラのブログで詳しく紹介されております。
肝臓以外の臓器を全て売り払い敷金を払う覚悟で物件を探したところようやくリーズナブルな物件を発見!
引っ越しはもちろん全て自車による往復のため、てんやわんやしておりました。笑
さて、そんなこんなで今回のブルワリーはこちら!
NOVEL BREWING COMPANY!
「Novel」は小説って意味なのですが本好きの方がクラフトビールのブルワリーを経営しているということなのでしょうか?!
どうやらそのようです!
設立者のブライアンさん(Brian Koloszyc)にお時間を頂きました!
よく来てくれたね!
いえいえ!こちらこそお時間ありがとうございます!
さてどこから話そうか。まぁよく聞く話かもしれないが俺もガレージでずっとクラフトビールを造っていた口でね。
もうめちゃめちゃのめり込んでいたよ。それである日妻に相談したのさ。
「ビール造り仕事にしていい?」ってね。ハハハっ!懐かしいな!
その質問をするのってかなりドキドキしますよね。私も似たような経験あるのでわかります。笑
妻は快く賛成してくれたさ。当時やっていた仕事に100%満足していたわけじゃなかったからな。
いつも家に帰ってクラフトビールを造っている時に最高に喜びを感じていてね。
ずっとこれを仕事にできたらないいなぁとは思っていたのさ。
以前はどんなお仕事をされていたんですか?
シアトルにいた頃はゲーム会社でITマネージャーをしていたよ。
プログラマーではなくITの部署をマネージメントしていた。
シリコンバレーに来てからはネットショップ関係の会社でシステムを構築している。
そこからクラフトビールのブルワリー開業ってめちゃめちゃ畑違いの業界に思えますね!
そう思うだろ?でもこの2つの仕事は考え方って面では似ているのさ。
ITの世界だってビール造りだって問題解決が仕事の大半を占めるだろ?
良し悪しを左右する原因の追及はどちらの業界も最優先事項だ。
ビール造りの良い所はシステム作りの仕事に比べてより独創性を発揮できるところだな。
そして何よりそれを誰かとわかりやすくシェアできるところが一番の醍醐味だ。
なるほど!確かにどちらもトライ&エラーの繰り返しですもんね!
私もよくホームブリューイングでやらかします・・・。(何が悪かったのかわからないこともありますが笑)
Novel Brewingの他のブルワリーと違う点ってなんでしょう?
その質問よく聞かれるが解答がいつも難しいんだよな。
まず小さいブルーシステムを使っているから小回りが利き色々な種類のビールを造れるってところは定評だな。
8~12種類のビールのタップをいつも常備できるだけでなくその半分以上は造りたての新鮮なビールを繋ぐようにしている。
あとは近隣住民が究極に立ち寄りやすいテイスティングルームかな。
カードゲームもできるし置いてある本をただ読みに来る人だっている。もちろんペットも大歓迎だ。
うわぁ~近隣住民の方々が羨ましい限りですね。
近くに住んでいたら入り浸りそうです。そういえば「Novel=小説」という名前はやはり本好きのブライアンさんが付けられたのですか?
私達の共通の趣味から命名しようって妻と話合って決めたのさ。
俺も専攻は英文学系、そして妻の家族は印刷会社を経営していることもあってこの名前にした。
あとは誰かとビール飲んでいる時の話題にもストーリーはもってこいだろ?
ビールを片手に好きな物語について語らい合う。
俺はそんなビールの持つ一面が大好きでね。
なるほど。なんか知性とアルコールの融合って感じで魅力的に聞こえますね。
私は活字アレルギーなのでこれからはもっと本を読むようにします・・・。
日本のクラフトビールは飲んだことがありますか?
*アウルビールは大好きだな!常陸野だっけか?アメリカで手に入る常陸野のクラフトビールは全て飲んだことがある。
日本のビールで思い出したが一緒にビール学校に通っていた友人は数年前から京都でブルワリーを開業してるよ!
*常陸野ビールのラベルに梟(アウル)が描かれていることからアメリカではアウルビールと呼ばれている。
それってまさか京都ブルワリーじゃないですか?!知ってます!
ウエールズ人、カナダ人、アメリカ人の3人が立ち上げたブルワリーです!
かなり有名ですよ!ってか世界狭いっすね!笑
そうか!アイツうまくやってるのか!それが聞けて嬉しいよ!
ちなみにブライアンさんはこのクラフトビールブームは今後どうなると思いますか?
ん~難しい質問だな。
アメリカ全土に供給しているような巨大なクラフトビールメーカーか地域密着型のマイクロ規模のブルワリー以外は無くなっていくと思うな。
郊外にあるような中規模のブルワリーは地域住民との繋がりをいち早く築く必要が出てくるだろう。
なるほど!ここは完全地域密着型ですもんね!
中堅の層では合併とかも進んでいくのかな・・・。
夫婦仲良くこれからも頑張って下さい!ありがとうございました!
まとめ
本とクラフトビールが見事に調和した店内がなんとも大人でシックな雰囲気を醸し出していた。
最後のチェックまで本に挟まって出されるという徹底さには驚き。
色々なスタイルのビールを毎日新鮮なまま楽しめることが売りのブルワリー。
近隣住民との繋がりを大切にしているだけあり店内は常連さんが多く目立った。
中には借りていた本を返しに来る人もいて図書館のような役割も果たしている。なんとも面白いコンセプト。
新鮮なクラフトビールを楽しみながら本を片手にゆっくりと流れる時間を味わいたいあなたにはおすすめのブルワリーです。
その他アメリカのクラフトビールに関するブログも是非読んでみて下さい!