NOVO BRAZIL BREWINGS
address | 901 Lane Ave. Chula Vista, CA 91914 |
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access | (サンディエゴ空港より車で約35分) |
website | http://www.novobrazilbrewing.com/ |
business hours |
月曜~木曜:12:00pm~22:00pm 金曜~土曜:12:00pm~12:00pm 日曜 :12:00pm~21:00pm |
※各SNSではここで紹介しきれなかった写真もいっぱいアップしてますので是非チェックしてみて下さい!
アメリカのクラフトビールの最新情報も随時更新しています!
突然ですが皆さんはの地元はどこか姉妹都市をお持ちだろうか。
私は神奈川県小田原市出身なのだが、どうやら南カリフォルニアにあるチュラビスタ市と姉妹都市らしい。
ということで市役所で働く中学校時代の先輩と連携をとり姉妹都市調印式にシャシャり出てきました。
シャシャり出ること車で片道8時間
ようやく姉妹都市調印式会場に無事到着。
1人での長時間運転で満身創痍の中、小田原市長とも記念にパシャリ。
片道8時間の運転でようやくたどり着いたチュラビスタ市。
もとよりサンディエゴの地域はクラフトビールの激戦区。
買収されちゃいましたが日本でも有名なバラストポイントやストーンもすぐそこにあります。これは絶好のチャンス!
しかし、あえてコチラに行ってきました!
Novo Brazil Brewing(ノボ ブラジル ブルーイング)!!
オーナーのEduardo(エドアルド)さんとアポが取れました♪
単刀直入なのですが、なぜブラジルの方が激戦区のサンディエゴに近いチュラビスタでブルワリー始めたのですか?
俺の親戚でうちのヘットブルワーでもあるミゲルがこの地を選んだんだが、クラフトビールの激戦区だからこそこの地で挑戦したかったってのも理由としてある。それにサンディエゴは故郷ブラジルにどことなく似ている。もう一つの理由はミゲルが単純にこの町に恋しちまったってことかな。
いきなりラテン系の回答ですね。さすがブラジルの方です。
ミゲルはアーティストだ。この街に惚れ、地域に惚れ込んだ。いつかはここチュラビスタをさらにクラフトビールで盛んな地域にしようと意気込んだもんだ。
確かにここら辺一帯はサンディエゴの中心地に比べるとまだそこまでブルワリーが密集していないですもんね!そんなノボブラジルブルーイングの魅力や強みって何でしょう?
何てったってその飲みやすさだ。ブラジル人はとにかく飲む時間が長い。これは国民性と言ってもいいだろう。朝11:00にバーにいって帰るのが17:00を過ぎなるんてことは日常茶飯事だ。つまみをチビチビ食べながらひたすらビールのみを飲むのが主流だ。
いや、長いとかの前に朝11:00にバーに行くって早過ぎません?!笑 そして長い!つまり飲みやすさはブラジル人の飲酒習慣にとっては切っては切れない関係にあるわけですね!ちなみに日本のクラフトビールは飲んだことありますか?
クラフトビールはないがサッポロなら飲んだことあるな。アメリカで言うバドワイザーみたいな大手の会社なんだってな。確かに味が似ていた気がしたよ。
そうです!日本の四大大手ビール会社の1つです!確かに大手のビールはどこの国でも味が似通っている感はありますよね。ここも見た感じ結構な規模のブルワリーだとお見受けしますがどのくらい造っているんですか?
1,000バレル(117,000リットル)は月に製造できる規模なんだがまだその20%くらいしか使っていない。徐々に拡大しているって感じだな。缶やワンウェイケグでもうちは販売している。カナダとメキシコにも輸出しているんだぜ。アジアはまだだがとても興味があるマーケットだ。
是非、日本向けやらせて頂きたいですねいつか。
俺も是非やりたいね。お前も知ってるようにブラジルと日本はとても深くつながっている。ブラジルはまだ若い国で日本の文化はとても色濃く、様々なところに残っている。俺のビールはそんな環境の中で育った人間達が造ったビールだ。きっと日本人にも何か通じる味があると確信している。
なるほど。確かにサンパウロは日本人が多い国ランキングでいつも上位に入ってますもんね。いつか行ってみたいんですが遠くて・・・。
片道8時間の運転をしてきた男がよく言うぜ。
エドアルドさんはこのクラフトビールのブームをいかがお考えですか?アメリカではブルワリーの数がついに5,000を突破してました。
もう少し伸びるだろうな。バラストポイントやストーン、ラグニタスのようなビックガイ(大手)はどんどんマーケットを失っていくだろうな。
ふむふむ。まだ買収劇に新しい面々ですね。
あれだけの金額だ。俺は買収の話にのったブルワリー達を攻めやしない。しかし、きっといつの日か人生を振り返り、後悔する日だって来ないかもわからない。俺にとってのビール造りがそうであるように、自分が心の底から没頭できる【何か】を見つけることは、時としてお金を稼ぐことよりも難しい場合もきっとある。お金と引き換えにそれを失ってしまうことは俺には耐えられない。
自分もそれは同感です。まだ小さな会社ですがゼロから自分で造り上げた会社です。その会社の舵を取る喜びや面白さを誰かに譲るなんて考えられませんね。
それに俺にとってもミゲルにとってもこのブルワリーは子供みたいなもんだ。今日お前との約束の時間に俺は20分も遅れただろ?それはこのブルワリーの機器のメンテナンスの方が大事だったからだ。子供の調子が悪いのに落ち着いて商談なんて俺達には出来っこないのさ。
ビジネス=我が子なわけですね! でも何となくその気持ちわかります!何か色々考えさせられます。ありがとうございました!
まとめ
クラフトビール激戦区のサンディエゴ。そんなブラジルで勝負するブラジル人のエドアルドさんに親近感すら湧いてきた。テイスターセットも解説を交えながら一緒に飲んでくれた。「おすすめのビールは?」と聞けば待ってましたと言わんばかりに「このビールはこんな状況で飲んでくれ!ディナーの後半なら絶対このバレルエイジングだ!」など本当に事細かく教えてくれた。大御所のお膝元とありサンディエゴの人々はクラフトビールに対して舌が肥えているという。そんな激戦区だからこそ勝負のしがいがあると意気込むエドアルドさんのクラフトビールを心の底から扱いたいと思えた訪問であった。