OTHER HALF BREWING
住所 | 191 Centre St Brooklyn, NY 11231 |
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アクセス | Smith-9th subway station(地下鉄F、G) |
ホームページ | http://www.otherhalfbrewing.com |
営業時間 |
月曜~水曜:12:00~22:00 |
※各SNSではここで紹介しきれなかった写真もいっぱいアップしてますので是非チェックしてみて下さい!
アメリカのクラフトビールの最新情報も随時更新しています!
2019年9月にまたまた東海岸はニューヨークのブルワリー、日本でも大人気のアザーハーフブルーイング(Other Half Brewing)に行って参りました!
実はアザーハーフに行くのはこれで三回目。過去のブログはコチラ。
マンハッタンが遠目に小さく見えるこの駅のホームからの景色が懐かしい。
この時期のニューヨークは本当に過ごしやすい気候で助かります。
(2019年9月に訪問)
ちなみにアザーハーフへは東京駅から12時間55分で行くことが出来ます!
上手にプランニングすれば週末でも行ける距離だということがわかります。
駅からとことこあること三分。
この反則とも言える渋く、おしゃれなレンガ倉庫の中に現れるのがアザーハーフブルーイングである。
弊社も日本でタップルームを出し、レンガをアメリカより輸入したがブルックリンのレンガはどこか趣が違う。
ブルックリンの持つ魅力はこのレンガと言ってもいいのかもしれない。
表参道がファッションの震源地になったのはあの立派な並木通りがあったからと言われるように、このレンガのある街並みに引き寄せられた尖った連中が織り成す世界観こそが、ブルックリンの魅力の裏側なのかもしれない。(?)
缶の販売場が倉庫の一画に設けられていた。
何にせよ、とにかく大きくなったアザーハーフ。
三年前に来た時はこの半分以下のスペースしかなく、タップルームに飾られた鹿の剥製と乾杯とかしてたあのアットホーム感が懐かしい。
さぁ、缶は帰りに大人買いするとして、早速タップルームに入ります。
行ったことがない人も多いと思うので写真をとにかくいっぱい撮ってきました!
そう。とにかく人気なのである。(撮影:2019年9月)
平日の昼間にも関わらず、日本がラグビーで南アフリカを破った時のような盛り上りを常に見せている。
日本でいうところの、「営業をさぼって一杯」という感じは全くない。
こういった空気感こそを、アメリカから輸出することが自分のミッションだと思っている。が、中々難しい。
これはアザーハーフに限った話ではないが、文字通りタンクに触れる距離でビールが飲めるのも魅力的な要素の一つ。
醸造所と併設型のタップルームをブルーパブと総称して呼ぶのだが、ブルーパブは来店そのものが経験につながるブランド力を秘めており、やはり実際に醸造に使われたタンクを見ながら飲むクラフトビールには趣があり、また興味をそそられ、ストーリーを知りたくなるものだ。
と、ここでそびえ立つタンクの中にひと際輝く設備を発見!!
どこかで見たことあるこのライン設備。
そう、Wild Goose Canningの缶詰めラインである。
泣く子も黙るDDH(Double Dry Hop)のIPAが看板商品のアザーハーフ。(お酒は20歳になってから。)
鮮度が命のビールの一つであり、一説ではトキの雛(ひな)より扱いがデリケートと言われている。
そんなホップ際立つアザーハーフの看板商品ビールを缶詰めし、世に送り出しているのがWild Goose Canningの缶充填システムである。
ビールにとって酸素は大敵であり、缶詰めの際、いかにして酸素の侵入を防ぐかが缶充填システムメーカーのミッションと言っても過言ではない。
DO(Dissolved Oxygen = 溶存酸素)マネージメントにアメリカで一番重きを置く同社の缶充填システムはアメリカ一番の老舗にして、トップクラスの技術力を誇る。
世界最大の醸造機器の展示会、CBC(Craft Beer Conference)においても、2020年、DOマネージメントに関するウェビナーの登壇をしたのはWild Goose Canningのシニアエンジニアである。
Wild Goose Canningの缶充填システムとセットでよく納入されるのが、Ska Fabricatingのデパレタイザーである。
デパレタイザーとは空缶を缶詰めラインに装填するための設備を指し、Ska Fabricatingは缶充填ラインに伴う周辺機器を専門に扱うメーカーである。
二社は同じコロラドになり、とても相性が良く、セットで納入されているところが殆どである。
何を隠そうFar Yeast BrewingにもWild Goose CanningとSka Fabricatingのラインが入っている。
あの据付は忘れない。(出来ればヤマメの釣れる季節にまた行きたい。)
周辺機器も手掛けている缶充填メーカーもあるが、Wild Goose Canningはあくまで高水準(缶充填、巻き締め工程に置いて、溶存酸素の増加が極限に少ない)で缶詰めをするための、缶詰め設備のモノづくりメーカーである。
様々な分野に精通する技師を社員として抱え、
結果、
「宣伝はいいからアザーハーフの写真をもっと見せろ。」という声が聞こえたのでこの辺にします!
ちなみに、西アメリカのDDHの雄、Monkish Brewingもアザーハーフと同じく、Wild Goose CanningとSka Fabricatingのデパレタイザー、周辺機器で缶詰めしております。
まとめ
・・・・飲み過ぎてしまい、最後に食べたマカロニチーズのフードトラックの運転手と握手したことをうっすら覚えている。
ともあれ、缶充填システムのご購入を検討されている方はまずは一度相談して欲しいと切に思う。DO(溶存酸素)のマネージメントにマジックはなく、充填機の機構一つ一つに、充填方法一つ一つに酸素を侵入させない(DOピックアップしない)ための仕組み、仕掛け、技術が備わっている。それらは往々にしてネットに出回る類の情報ではない。
ブルワーのビールへの情熱をタンク以降にもしっかりと伝える。
身軽さゆえ、津々浦々に簡単に運ばれてしまう缶なので、そのフレッシュさをいかに継続させるかは投資のポイントに他ならない。
Gosling 小型缶充填システム プレスリリース
2020年11月ドリンクジャパン実機出展